北海道鮭節だし醤油｜鎌田醤油（かまだしょうゆ）公式通販サイト

寛政元年(1789年)創業の鎌田醤油は、1999年、北海道の当社帯広工場で、日本で初めてブナ鮭を丸ごと節にしたオリジナルの「まんま鮭節」を開発。その「まんま鮭節」をだし原料に使用し、旨みの強いまろやかな味の鮭節だし醤油を完成させました。
料理時間をグッと短縮。オールマイティに使えるだし醤油の特徴はそのままに、「鮭節（まんま鮭節）」が、あなたの食生活をまた一つおいしく彩ります。どんな食材の旨みも引き立てる「鮭節だし醤油」を、ぜひご家庭でお楽しみください。

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今や鎌田醤油の人気商品として定番化した「鮭節だし醤油」
北海道ならではの「旨み」の裏に隠された、日本初鮭節の開発ストーリー

かつお節やさば節を越える だし原料との出会い: 北海道で「まんま鮭節」づくりをスタートさせたのは、1999年のことです。日本で初めての「まんま鮭節」づくりに挑戦するきっかけとなったのは、ある日ドライブ中に耳にした1件のラジオ。旨み成分グルタミン酸をかつお節の10倍以上含む鮭節がとかち財団で技術開発されたというニュースでした。だし醤油のパイオニアであり、時代に求められる味を求め続ける理念を持つ私たちは、このラジオを聴いた瞬間、香川から遠く離れた北海道十勝の鮭に夢を見ました。「まんま鮭節」づくりへの挑戦を決心した瞬間でした。

北海道十勝の鮭に見出した 新たな価値: 鮭には「回帰性」があり、川で生まれた鮭は春先に海を下り、北太平洋を3〜4年かけて回遊しながら70cmほどに成長すると、産卵のために生まれた川に帰ってきます。秋から冬にかけ、十勝川水系だけでも1,000tという鮭が一心不乱に上流の産卵場を目指して登り続ける姿を見て、私たちは感動しました。

元来、河川に遡上して産卵した後のブナ鮭は、卵に栄養を取られ旨みも減ってしまうため、価値の低いものとされていました。しかし脂の落ちた魚体は、節として乾燥させるのには都合がよく、私たちは鮭節としての活用に新たな価値を見出したのです。; ※ブナ鮭…川を遡上してくるうちに婚姻色の赤茶色模様が体表に現れた鮭。
肉色も白くなり脂も抜けて生食用には適さないが、節加工用にはむしろ好適である。

日本で初めて丸ごと節にした 「まんま鮭節」: 今では北海道のいくつかの地域で鮭節をつくるメーカーも見られるようになりましたが、一匹丸ごとを節にした「まんま鮭節」をつくっているのは日本国内でも鎌田醤油だけです。皮付きで一匹丸ごと乾燥させた節は、通常の節に比べて熟成時のドリップの流出が少なく皮の内側に旨み成分を閉じ込めるように仕上がるため、切り身で仕上げた節よりも濃厚なだしが取れます。だし醤油メーカーである私たちにとって「まんま鮭節」の開発と実用化は必然のことでした。